マダニに注意!~マダニ媒介「SFTS」が過去最多~
ダニ媒介感染症
ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに刺されることによって起こる感染症のことです。ダニ媒介感染症には、SFTSウイルスを保有しているマダニに刺されることで引き起こされる重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome :SFTS)や、リケッチアという病原体を保有するダニに刺咬されることで引き起こされる日本紅斑熱などがあります。
神奈川県内でもSFTSが発生!
マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome)」の患者が、全国で確認されています。神奈川県でも、令和7年7月8日火曜日に平塚保健福祉事務所秦野センター管内の医療機関から、同感染症の発生届が県に提出されました。神奈川県内でSFTS患者が発生するのは令和5年以来2例目ですが、神奈川県内がSFTS患者の推定感染地域となるのは、今回が初めての事例となります。
感染経路
多くの場合、ウイルスを保有してるマダニに咬まれることで感染します。インフルエンザのように容易に人から人へ感染して広がるものではないとされています。
症状
マダニに咬まれてから6日から14日程度の潜伏期間を経て、発熱、全身倦怠感、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)、リンパ節腫脹、出血症状などを起こします。
マダニの生息場所や予防法
マダニは、春から秋にかけて活動が活発になります。咬まれる危険性がよりいっそう高まりますので、生息場所や予防方法を知ることで、身を守りましょう。
マダニは、シカやイノシシなどの野生生物が出没する環境や、民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道などにも生息しています。人が野外作業や農作業、レジャー等で、これらのダニの生息場所に立ち入ると、ダニに刺されることがあります。
・マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、または登山用スパッツを着用する)、足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくすることが大事です。
・虫除け剤の中には服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があると言われています。また、屋外活動後は入浴し、マダニに刺されていないか確認して下さい。特に、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)などがポイントです。
マダニに咬まれてしまったら
・吸血中のマダニを見つけた場合は、自分で取ろうとせず、医療機関で処置(マダニの抜去、洗浄など)してもらいましょう。無理に引き抜こうとすると、マダニの一部が皮膚内に残ってしまい、化膿することがあります。
・マダニに咬まれた後は数週間程度、体調の変化に注意をし、発熱等の症状があった場合は、医療機関を受診しましょう。
ペットのダニ対策を!
ペットを介して庭や屋内にダニが持ち込まれることがあります。ペットがいるご家庭は、以下の対策をしましょう。
・ペットが外から帰宅したら、ダニがついていないか確認しましょう。
・ダニが皮膚に食い込んでいる場合は、動物病院を受診しましょう。
・ダニ駆除剤等の使用については、獣医師に相談しましょう。
参考情報
マダニ対策、今できること(国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト)
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)患者の発生に伴う注意喚起について(神奈川県ホームページ)
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)患者の発生に伴う注意喚起について(第2報)(神奈川県ホームページ)

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更新日:2025年08月19日