予防接種を受けるときは
伝染のおそれのある病気に対する免疫をつけるため、次の予防接種を行っています。予防接種は決められた時期・間隔で健康なときに受けることが大切です。
法律の改正等により、予防接種の内容や接種方法が変更になることがあります。
子どもを対象とする予防接種
予防接種の受け方( 予防接種法によるA 類定期予防接種)
接種対象に記載されている年齢(月齢)の期間中に接種をしましょう。
小田原医師会・足柄上医師会加入の医療機関で接種する場合、料金は無料です。
種類 | 接種対象 | 接種回数 | |
個別接種 |
ロタウイルス感染症 | 生後6週~生後32週まで (2020年8月1日生まれ以降) |
ロタリックス(1価) 生後6週~24週までに27日以上の間隔をおいて2回 |
ロタテック(5価) 生後6週~32週までに27日以上の間隔をおいて3回 |
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B型肝炎 | 1歳未満 (生後2月~生後9月まで) |
3回 (接種後27日以上あけて2回目、 1回目から20週あけて3回目) |
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Hibワクチン (ヒブワクチン) |
生後2月~生後60月まで |
接種開始時期が生後2月~ 6月:4回 (4~8週間隔で3回、 おおむね1年後に4回目) |
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接種開始時期が生後7月~11月:3回 (4~8週後に2回目、 おおむね1年後に3回目) |
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接種開始時期が1歳~5歳未満:1回 |
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小児用肺炎球菌 | 生後2月~生後60月まで | 接種開始時期が生後2月~ 6月:4回 (28日以上の間隔で3回、 60日以上あけた後4回目) |
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接種開始時期が生後7月~11月:3回 (28日以上あけた後2回目、 60日以上あけた後3回目) |
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接種開始時期が1 歳~1 歳11月:2回 (60日以上あけた後2回目) |
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接種開始時期が2歳~5歳未満:1回 |
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四種混合(DPT -IPV) (ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ) |
生後3月~90 月まで | 1期初回:3回 (生後3月~12月に20日~ 56日間隔で3 回接種) |
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1期追加:1回 (3回接種終了後12月~18月に1回) |
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BCG |
1歳未満 | ||
1回 | |||
麻しん風しん(MR) | 1歳~2歳まで |
1期:1回 | |
5歳~6歳までで 小学校就学前の1年 |
2期:1回 | ||
中学校1年生相当 |
3期:1回 | ||
高校3年生相当 |
4期:1回 | ||
水痘(みずぼうそう) | 生後12月~36月まで |
2回 (接種3月後に2回目) |
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日本脳炎 | 生後6月~90月まで | 1期初回:2回 (接種後6日~28日に2回目) |
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1期追加:1回 (1 期初回終了後概ね1年後に1 回) |
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9~13歳未満 ( 小学校4年生) |
2期:1回 | ||
二種混合(DT) (ジフテリア、破傷風) |
11~13歳未満 ( 小学校6年生) |
2 期:1回 | |
三種混合(DPT) (ジフテリア、百日せき、 破傷風) |
生後3月~90月まで | 1 期初回:3回 (生後3月~12月に20日~56日間隔で3回接種) |
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1期追加:1回 (3回接種後12月~18月に1回) |
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単抗体ポリオ(不活化ワクチン) | 生後3月~90月まで |
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初回:3回 (生後3月~12月に20日~56日間隔で3回接種) |
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追加:1回 (3回接種後、12月~18月に1回) |
ロタウイルス感染症について
令和2年(2020年)10月からロタウイルス感染症の予防接種が定期接種になりました。
医療機関によって使用するワクチンが異なる可能性があります。ワクチンの種類によって接種回数が異なるため、同一のワクチンで最後まで接種することを推奨しています。接種をする医療機関を変更した場合にはどちらのワクチンを使用しているか医療機関にてご確認ください。
- 初回接種は生後14週6日までとされています。生後15週以降の初回接種は推奨されていませんのでご注意ください。
日本脳炎について
日本脳炎予防接種は、以前使用していた日本脳炎ワクチンと重症ADEM(急性散在性脳脊髄炎:きゅうせいさんざいせいのうせきづいえん) との因果関係が認められる事例の報告後、積極的な接種勧奨を控えていましたが、平成21 年6 月より新たに乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンの使用が始まりました。その後の予防接種法の改正に伴い現在は、平成17 年からの勧告によって積極的な接種勧奨が差し控えられていたことにより接種機会を逃した人( 平成7 年6 月1 日から平成19 年4 月1 日までの間に生まれた人) については、20 歳未満まで日本脳炎予防接種が受けられるようになりました。なお、接種の回数やスケジュールは、対象者の年齢と今まで日本脳炎の予防接種を何回受けているかによって異なりますので、かかりつけの医療機関にご相談ください。
子宮頸がんワクチン(しきゅうけいがん)
子宮頸がんは、国内では年間約15,000 人が発症し、そのうち約3,500 人が亡くなっています。特に出産適齢期の20 から30 代で子宮頸がんにかかる人が増えています。しかし、子宮頸がんは、がんの中で唯一、ワクチン接種により高い割合で予防できるがんです。( 全ての子宮頸がんウィルス感染を防ぐものではありません。20 歳を過ぎたら子宮頸がん検診を受けてください)
対象
町内に住民登録または外国人登録をしている、中学1 年生から高校1 年生に相当する年齢の女子。
接種回数
十分な予防効果を得るには、3 回の接種が必要です。ワクチンは2 種類( ガーダシル、サーバリックス) があり、接種間隔が異なります。
どちらのワクチンを接種するか、かかりつけの医療機関にご相談ください。
- お問い合わせ先
更新日:2020年10月06日