「帰りたくなる、いのちの町」編
真鶴は、訪れたひとを様々な表情で迎え入れます。
半島の魚つき保安林を望む、背戸道の階段。
三ツ石近くの海岸で遊ぶ、子どもたち。
昔ながらの理髪店で、花に水をやるおばあさん。
出会った町の表情に合わせて、
訪れたひとの表情も豊かに変化していく。
そんな様子を2視点撮影で切り取った、
真鶴の魅力満載の映像が完成しました。
真鶴魚つき保安林のまだ知らない魅力に、
観光客も町民も触れられるデザイン空間
御林ステーション
真鶴町をはじめて訪れる観光客が、その未知の魅力「魚つき保安林」に気付き、
実際に足を運んで身体でその恵みを体験したくなるように。
魚つき保安林が生活の一部になっている町民にとっては、
これまで考えることのなかった新鮮な視点で、魚つき保安林の新たな側面を見つめ直せるように。
真鶴が世界に誇る大自然の恵みを、誰もが充分に享受できるように導いてくれる
「森の駅」でありたい。そんな想いで、「御林ステーション」は始まります。
「真鶴の魚は美味い」
そんな想いと新鮮な魚を、
お届けする移動販売車が始動します
真鶴おさかな号
多摩美術大学の学生たちがデザインした真鶴おさかな号は、
真鶴の海をイメージしたラッピングを施した動く広告塔として、
真鶴で水揚げされた新鮮なお魚をはじめとする地場産品をお届けする移動販売車です。
また、荷台部分にAR機能(KDDI技術協力)を搭載しており、
KDDIの提供するARアプリ「SATCH VIEWER」をスマートフォンにダウンロードし、
真鶴おさかな号にかざすと、真鶴の美しい海と愉快な魚の世界をお楽しみいただけます。
さらに、タップすると「御林」の映像や、お得なチケット、
さらには町長が飛び出してくるレアなアイテムも。
「真鶴の魚は美味い!」真鶴の魅力を広くPRするために真鶴おさかな号が誕生しました。
「未病」とは、健康と病気を2つの明確に分けられる概念として捉えるのではなく、
心身の状態は健康と病気の間を連続的に変化するものと捉え、このすべての変化の過程を表す概念です。
神奈川県では、来る超高齢社会の到来に備え、この「未病を治す」と「最先端医療・最新技術の追求」という
2つのアプローチを融合する「ヘルスケア・ニューフロンティア」の取組みを進めることにより、
誰もが健康で長生きできる社会を目指しています。
ここ真鶴町でも、「お林」や「美味しいお魚」などを活かして、
「未病を治す森の駅」としての真鶴の魅力を世の中に知っていただく取組みを行っています。
ー Special Thanks ー
(多摩美術大学)
大川 翔吾(環境デザイン学科)
尾中 彩美(情報デザイン学科)
中村 彩梨(グラフィックデザイン学科)
武井 秀樹(グラフィックデザイン学科)
渡辺 光(統合デザイン学科)
映像チーム
町のイベントやグッズへ興味をもってもらうには、まず真鶴を知ってもらう事が必要だ。
映像チームでは、真鶴を知るきっかけとなるようなPR映像を制作した。
インターネットやテレビ、デジタルサイネージの普及により映像が身近になった現代、若年層をはじめとした真鶴を知らない
人々に町の事を知ってもらいたいという狙いである。真鶴町の良いところは「時間の感じ方」であると考え、せわしない都会と
のんびりした真鶴の映像を対比させることによって町の魅力を引き出した。
・映像解説
都内でOLとして働く主人公都は忙しい毎日を送っていた。
いつものように疲れながら街を歩いていると、真鶴町の広告をふと見つけ、
昔真鶴町で見たきれいな風景と、そこで会ったまなちゃんのことを思い出す。
そして都は休日に真鶴町へ足を運ぶ。
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ナビチーム
訪れた人に、真鶴のもつ美の基準を発見してもらうことで、
町の本当の魅力を伝えられるナビゲーションシステムを提案した。真鶴町の自然の素材や、
生活に根ざした素材で作られた立体地図と、AR技術を利用したナビアプリからなっている。
立体地図の素材感からどんな場所なのか想起してもらい、ARアプリをかざすこと
でオリジナルの散策ルートを作ることができる。さらに、町のいたるところに設置されているARマーカーにアプリをかざすことで、
様々な情報を得る事ができる。
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マテリアルチーム
「真鶴の素材」をテーマと定め、クリエーションの循環システムを提案した。
最初に町にあふれる素材を大量に撮影。それらを編集して、コンセプトブックを制作した。
これは、全国のクリエイターに、真鶴の良さと素材としての可能性を伝えるものである。
さらにコンセプトブックに掲載した写真をテキスタイルにプリントし、バッグや靴、帽子へと発展させた。
豊かな自然や、漁師町としての佇まいを尊重したアイテムを展開することで、真鶴の魅力を伝えようと試みた。
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グッズチーム
真鶴から帰った後でも、自然と町のあたたかさを感じられるお土産を提案した。
自然を感じるグッズとして、「町の景観を閉じ込めたガラス玉ペンダント」と「真鶴の音をたのしむ、ヘッドフォン」をデザイン。
さらに、町のあたたかさを感じるグッズ制作にあたって「うおづるちゃん」「まなちゃん」という2つのマスコットキャラクターを制作。
それらから派生して「うおづるちゃん充電器」と「ただいまんじゅう」をデザインした。
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